Vestax PDX-2000 音声出ず 沖縄県内より、トーンアーム 加工 修理、
今回のご依頼は、VESTAX PDX-2000 です。
故障内容は、音声が出ないとのことです。
早速、各操作と音声出力の点検を進めてみますと、
各動作は順調ですが、音声出力が出てきません。
先ず、内部のクリーニングから進まて行きます。
各部の点検で、
音声出力の不具合の原因は、ヘットシェルのホルダー部分の内部の故障と判明いたしました。
アームベースの底面から、アームワイヤーの半田付けを取り外し、
アームを抜き取ります。
不具合の原因は、白印の内部で、
4個の接点が、内部へ陥没しております。
交換用のアームを検索してみましたが、入手できませんので代用品での対応となります。
白印が、今回準備したSL-1200MK3用の代用品のホルダー部分です。
赤印の内部の4個の接点の点検を進めて、
続いて、PDX-2000のアームとSL-1200MK3用のアームを参考にし、市販のアルミパイプを活用し、代用品を作ります。
下側の2種類のパイプを切り出して、
アームパイプと動径の方へヘットシェルのホルダーを取り付けます。
続いて、内径に合う細い方を固定し、
ヘットシェルを借り付けし、代用品の組付けに移ります。
既存のアームパイプを切断し、
切断面を整えます。
黒印がホルダーの内部で破損した樹脂製の部分です。
既存のホルダーを抜き取り、代用品を組付けます。
ヘットシェルを仮付けし、ワイヤーを通して
続いて、アームベースへ固定します。
先ず、ベースの中央へ固めのケーブルを通して、
アームワイヤーと半田で仮付けします。
ワイヤーを慎重に引き込んで、
アームをベースへ固定し
仮付けしたケーブルを外して、ワイヤーを基板へ半田付けします。
そして、各部の点検を済ませて、
各動作を点検し、作業終了です。
今回のアームの交換修正には、注意事項がございます。
アームパイプとホルダーが既存の物より軽量で、ウェイトが必要となあります。
ご依頼を頂きました、K様より引き取り時に嬉しい差し入れをいただきましたが、画像を取り忘れておりました。
K様、お世話になっております。
差し入れのお心遣いありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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