SL-1200MK3 2台セットで修理 北海道旭川市より スタイラスイルミネーターLED化修理、メンテナンス

町田電化サービス

2025年03月12日 07:07

今回のご依頼は、SL-1200MK3 2台セットで北海道旭川市からです。

2台目の作業に移ります。
依頼内容は、1台目と同様にスタイラスイルミネーターのLED化とメンテナンスとのことです。

早速制御系を点検し、不具合は見受けられません。

音声出力も順調です。

ターンテーブルと

制御基板のカバーを抜き取り、

内部のクリーニングから進めていきます。

画像では、判りにくいですがスッキリしました。

アームベースの高さ調整のリングの点検で、調整が効きません。

底面から

インシュレーターと裏蓋を取り外し、

フォノ基板のカバーを取り外し、

アームベースの高さ調整リングを修正し、赤印のL字のスプリングの取り付け位置を確認します。

取り付け位置を誤るとanti-skatingが利きません!

フォノ基板のカバーを取り付けて、次にピッチVRの点検です。

ピッチVRへ接点クリーナーを吹きかけて、

VR基板を本体へ組み戻し、スタイラスイルミネーターのLED化に移ります。

サークリングとスプリング類はホルダーを取り外す前に抜き取ります。

ホルダー類を取り外し、

ランプ等を完全に分解し、

ホルダー類をクリーニングします。

ホルダー等に油分が残っていますと、ダンパーグリスの効きに影響します。

クリーニングしたシャフト部にダンパーグリスを塗って

ホルダーを組み立てて、

交換用のLED等を準備し、

LEDを結線し、

双方の足を熱伸縮チューブで個々に養生します。

ホルダーへLEDを組み込んで

抵抗を結線し、

熱伸縮チューブで養生します。

続いて、イルミネーターの内部に取り付けるスプリング等をクリーニングし、本体に組み込んでいきます。

ホルダーを本体へ組み戻し、スプリング類は最後に組み込んだ方が無難です。
サークルリングを確実に取り付けて
イルミネーターのオーバーホールは終了です。

各スイッチを点検し、

制御系の点検に移ります。

制御基板を開いて、

半田付けの怪しい部分をつけなおします。

次に、シャフトを取り出して、

分解クリーニングし

精密用のオイルを注油し

基板を組み戻し

特殊治具を準備し、

ブレーキ等の調整を進めていきます。

アームの固定軸を点検し、

ピッチVRの操作を点検します。

ヘットシェルの接触部分を点検し、

イルミネーターは純正色での拘りのLED化です。

制御系を点検し、

各操作を点検し、

流しテストで音出し確認し作業終了です。



関連記事