2015年11月20日
TEAC カセットデッキ A-20栃木県より ベルト,ピンチローラー交換修理 その他
今回のご依頼は栃木県からです。



依頼内容は、ベルトが一本付いていないとのことと、オーバーホールです。

先ず、電源を投入し、操作を点検していきましょう。
再生等が出来ません。

早速、外装を分解し、内部を点検してみます。

足りないベルトはキャプスタンベルトです。
交換用のベルトを仮付けし、各操作を点検を進めていきます。

メカのレバー等の操作を確認し、

基板を元に戻して、操作ボタンを点検し、

内部のクリーニングを進めていきます。
(スミマセン、画像を取り忘れてしまいました)
続いて、メカの分解、オーバーホールを進めていきます。

先ず、ベルトとフライホイールを抜き取り


レバー類を分解していきます。

各所が複雑な為、画像に記録しながら、進めていきます。



多数のレバー類が有りますので、取り外した部品は、パッケージ等で分別しておいた方が無難です!

続いてカセットホルダー部分を分解していきましょう。

右側のEリングとCクリップを取り外し、

左側も分解していきます。



カセットホルダーが取り外せ

これで、リール台やアイドラー類の点検クリーニング出来ます。

殆どの部品が鉄製でガッチリしています。



ピンチローラーはボロボロですが、アイドラーはしっかりしています。

メカの裏側も機械ですネ、


こちらはカウンターベルトで

左側が交換用です。


こちらの操作ボタンのスライド盤の動作に少し違和感があります。


取り外してみます。



この操作ボタンを分解し、点検してみます。

ボタンとスライド版をクリーニングしましょう。

部品を紛失しない様に又、分解の順番通りに並べます。

プレート類の劣化したグリスを

パーツクリーナーで

サラサラにクリーニングし、

スライド部分へグリスを塗って、

ボタン等を組み立てて、

固定用のスプリングへ

緩み防止用のペイントを塗って、

ボタン等の動作を点検し、



続いて、フライホイールに付着した、溶けたベルトを除去します。

頑固に付着した部分をシンナーで溶かしてふき取ります。


仕上げにベンジンでクリーニングします。

次にメカの裏側のアイドラーをペーパーで軽く削って、


モータープーリーと

中継プーリーをクリーニングし、

フライホイールのシャフトへオイルを適量塗って、

右側が交換用のベルトです。

フライホイールとベルトを組み込んで、

ベルトを掛けるプーリーに2段の溝があります。
50Hz用と60Hz用です。

電源回路にも切り替えが有ります。

テープスピードの点検の為に60Hzへ切り替えておきます。

ベルトも60Hz側の溝へ取り付けておきます。

続いて、メカのスイッチを点検し、


組み立てていきます。

基板と

メカの細部を点検し、

基板を一旦固定し、

メカの表側の

リールアイドラー類をペーパーで軽く削って、

続いて、ピンチローラーを取り外します。


ローラーは劣化し分裂しています。

ローラーの分解にボール盤を活用します。

ローラーのシャフトをチャックの部分で押し出します。

中々押し出せず、温めて何とか押し出せました。


続いて、ローラーへ細いボルトとナットを取り付けて、

ボール盤のチャック部分へ取り付けて、

ローラーを回転させて、劣化した部分をペーパーで削り取ります。



そして、ローラーのサイズを計測し、

代用品のローラーを選んで、

ローラーをホルダーへ取り付けて、

本体へ取り付けて、


この極小なEリングで固定します。


続いて、ヘット周辺と

走行系をクリーニングし、

各操作を点検し、

再度基板を開いて、REC切り替えスイッチと

VR類へクリーナーを吹きかけて、

テストテープを使用し、

測定器を接続しスピードを点検します。
電源のサイクル切り替えとモータープーリーが50Hzの位置ですと回転数が速くなります。

次にトルクメターを使用して、

再生と

巻き戻し、

早送りのトルクを測定し、

外装を取り付けて、録音等の操作を点検し、

音出し確認し、

オーナー様のお住まいが栃木県で50Hzのエリアです。
底蓋を開いて、

電源の切り替えスイッチを

50Hzへ戻して、

次にモーターとフライホイールのベルトの掛ける位置を50Hz側へ移します。

白印が60Hz側で、

赤印が50Hz側です。

モーター側と

フライホイル側を架け替えて、点検し

作業終了です!

今回のA-20は栃木県からのご依頼です。
お客様へ作業内容を確認してほしいため
返却前に仮掲載させていただきます。
発送前に疑問なことなど確認できればと思います。

依頼内容は、ベルトが一本付いていないとのことと、オーバーホールです。
先ず、電源を投入し、操作を点検していきましょう。
再生等が出来ません。
早速、外装を分解し、内部を点検してみます。
足りないベルトはキャプスタンベルトです。
交換用のベルトを仮付けし、各操作を点検を進めていきます。
メカのレバー等の操作を確認し、
基板を元に戻して、操作ボタンを点検し、
内部のクリーニングを進めていきます。
(スミマセン、画像を取り忘れてしまいました)
続いて、メカの分解、オーバーホールを進めていきます。
先ず、ベルトとフライホイールを抜き取り
レバー類を分解していきます。
各所が複雑な為、画像に記録しながら、進めていきます。
多数のレバー類が有りますので、取り外した部品は、パッケージ等で分別しておいた方が無難です!
続いてカセットホルダー部分を分解していきましょう。
右側のEリングとCクリップを取り外し、
左側も分解していきます。
カセットホルダーが取り外せ
これで、リール台やアイドラー類の点検クリーニング出来ます。
殆どの部品が鉄製でガッチリしています。
ピンチローラーはボロボロですが、アイドラーはしっかりしています。
メカの裏側も機械ですネ、
こちらはカウンターベルトで
左側が交換用です。
こちらの操作ボタンのスライド盤の動作に少し違和感があります。
取り外してみます。
この操作ボタンを分解し、点検してみます。
ボタンとスライド版をクリーニングしましょう。
部品を紛失しない様に又、分解の順番通りに並べます。
プレート類の劣化したグリスを
パーツクリーナーで
サラサラにクリーニングし、
スライド部分へグリスを塗って、
ボタン等を組み立てて、
固定用のスプリングへ
緩み防止用のペイントを塗って、
ボタン等の動作を点検し、
続いて、フライホイールに付着した、溶けたベルトを除去します。
頑固に付着した部分をシンナーで溶かしてふき取ります。
仕上げにベンジンでクリーニングします。
次にメカの裏側のアイドラーをペーパーで軽く削って、
モータープーリーと
中継プーリーをクリーニングし、
フライホイールのシャフトへオイルを適量塗って、
右側が交換用のベルトです。
フライホイールとベルトを組み込んで、
ベルトを掛けるプーリーに2段の溝があります。
50Hz用と60Hz用です。
電源回路にも切り替えが有ります。
テープスピードの点検の為に60Hzへ切り替えておきます。
ベルトも60Hz側の溝へ取り付けておきます。
続いて、メカのスイッチを点検し、
組み立てていきます。
基板と
メカの細部を点検し、
基板を一旦固定し、
メカの表側の
リールアイドラー類をペーパーで軽く削って、
続いて、ピンチローラーを取り外します。
ローラーは劣化し分裂しています。
ローラーの分解にボール盤を活用します。

ローラーのシャフトをチャックの部分で押し出します。
中々押し出せず、温めて何とか押し出せました。
続いて、ローラーへ細いボルトとナットを取り付けて、
ボール盤のチャック部分へ取り付けて、
ローラーを回転させて、劣化した部分をペーパーで削り取ります。
そして、ローラーのサイズを計測し、
代用品のローラーを選んで、
ローラーをホルダーへ取り付けて、
本体へ取り付けて、
この極小なEリングで固定します。
続いて、ヘット周辺と
走行系をクリーニングし、
各操作を点検し、
再度基板を開いて、REC切り替えスイッチと
VR類へクリーナーを吹きかけて、
テストテープを使用し、
測定器を接続しスピードを点検します。
電源のサイクル切り替えとモータープーリーが50Hzの位置ですと回転数が速くなります。
次にトルクメターを使用して、
再生と
巻き戻し、
早送りのトルクを測定し、
外装を取り付けて、録音等の操作を点検し、
音出し確認し、
オーナー様のお住まいが栃木県で50Hzのエリアです。
底蓋を開いて、
電源の切り替えスイッチを
50Hzへ戻して、
次にモーターとフライホイールのベルトの掛ける位置を50Hz側へ移します。
白印が60Hz側で、

赤印が50Hz側です。

モーター側と
フライホイル側を架け替えて、点検し
作業終了です!
今回のA-20は栃木県からのご依頼です。
お客様へ作業内容を確認してほしいため
返却前に仮掲載させていただきます。
発送前に疑問なことなど確認できればと思います。
連絡先
店名:町田電化サービス
住所:901-2222 沖縄県宜野湾市喜友名1丁目30番34号
電話/FAX:098-893-3034
電話受付・問い合わせ時間:
【月、火、木~土】9:00~11:30
【 水 】9:00~11:30,15:00~18:00
業務内容:電化製品修理専門(各メーカー各種家電製品)
Technics(ターンテーブル修理)、BOSE(修理)
※サイドバーの「オーナーへメッセージ」からも問い合わせができます。
Posted by 町田電化サービス at 22:41│Comments(0)
│家電修理内容