Thechnics SL-1200MK3D 2台セットで 修理  沖縄県内より 各部点検調整、メンテナンス

町田電化サービス

2025年01月08日 06:58

今回のご依頼は、Thechnics SL-1200MK3D 2台セットで 沖縄県内からです。

依頼内容は、音声出力にノイズが生じることと、各部のメンテナンスとのことです。

早速、電源の投入を確認し

制御系の点検で不具合は見受けられません。

続いて、音声出力の点検を進めてみますと、不定期でノイズが生じます。

ターンテーブルと

制御基板のカバーを取り外し、

内部のクリーニングから進めていきます。

画像では、判りにくいですがスッキリしました。

続いて、底面から、

カバーを取り外し、

フォノ基板のカバーを取り外し、

フォノ基板周辺を点検し、アームワイヤーの半田付けに微かな亀裂が見つかりまして、

半田を付け直し、赤印のL字のスプリングの取り付け位置を確認します。

取り付け位置を誤るとanti-skatingが利きません!

次にピッチVRの点検です。

ピッチVRへ接点クリーナーを吹きかけて、

VR基板を本体へ組み戻し、スタイラスイルミネーターは変更なしです。

各スイッチの操作を点検し、

制御基板の作業に移ります。

基板を開いて、

基板の半田付けの怪しい部分を付け直し

次に、シャフトを取り出して、

分解クリーニングし

精密用のオイルを注油し

制御基板を組み戻し、

特殊治具を準備し、

ターンテーブルを浮かせた状態で駆動させて、ブレーキ等の調整を進めていきます。

そして、アームの取り付け部分を点検し、

ピッチVRの操作を点検します。

ヘットシェルの接触部分を点検し、

イルミネーターへ変更なしです。

制御系を点検し、

各操作を点検し、

流しテストで音出し確認し作業終了です。


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