SL-1200MK3D 修理 沖縄県内より フォノケーブル交換修理、メンテナンス他

町田電化サービス

2025年01月16日 07:39

今回のご依頼は、SL-1200MK3D 沖縄県内からです。

故障内容は、Lchの出力が出ないこととメンテナンスとのことです。

早速、制御系の点検を進めて不具合は見受けられません。

音声出力の点検でLchの出力で出ません。

ターンテーブルと

制御基板のカバーを取り外し、

内部のクリーニングから進めていきます。

画像では、判りにくいですがスッキリしました。

続いて、底面から、

インシュレーターと裏蓋を取り外し、

フォノ基板のカバーを取り外し、



フォノ基板とケーブルの点検を進めてみますと、

Lch側のケーブルの断線と判明いたしました。

既存のケーブルを取り外し、

右側の交換用を準備し

ケーブルの先端を加工し、

フォノ基板へ半田付けし、赤印のL字のスプリングの取り付け位置を確認します。

取り付け位置を誤るとanti-skatingが利きません!

次にピッチVRの点検です。

ピッチVRへ接点クリーナーを吹きかけて、

VR基板を本体へ組み戻し、スタイラスイルミネーターは変更なしです。

各スイッチの操作を点検し、

制御基板の作業に移ります。

基板を開いて、

基板の半田付けの怪しい部分を付け直し

次に、シャフトを取り出して、

分解クリーニングし

精密用のオイルを注油し

制御基板を組み戻し、

特殊治具を準備し、

ターンテーブルを浮かせた状態で駆動させて、ブレーキ等の調整を進めていきます。

そして、アームの取り付け部分を点検し、

ピッチVRの操作を点検します。

ヘットシェルの接触部分を点検し、

イルミネーターへ変更なしです。

制御系を点検し、

各操作を点検し、

流しテストで音出し確認し作業終了です。


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