Thechnics SL-1200MK3D 修理  沖縄県内より  I.C交換修理、各部点検調整、

町田電化サービス

2025年05月17日 10:04

今回のご依頼は、Thechnics SL-1200MK3D  沖縄県内からです。

故障内容は、ターンテーブルが回転しないとのことです。

早速、電源を投入し各操作の点検を進めてみますが、ターンテーブルが回転しません。

レコードを載せて手動で回転させて、音声出力は順調です。

ターンテーブルと

制御基板のカバーを抜き取り、

内部のクリーニングから進めていきます。

元々ホコリ等は殆どありませんでした。

特殊治具を準備し、制御基板の点検に移ります。

ターンテーブルを浮かせた状態で、制御基板のテストポイントを点検し、

コントロールI.Cの故障と判明いたしました。

白印の交換用のI.Cを準備し取り替えて

半田付けの怪しい部分をつけなおします。

そして、ターンテーブルの回転を点検し、

次に、シャフトを取り出して、

分解クリーニングし

精密用のオイルを注油し基板を組み戻し

ブレーキ等の調整を進めていきます。

続いて、底面から

インシュレーターと裏蓋を取り外し、

フォノ基板のカバーを取り外し、

基板の細部を点検し、赤印のL字のスプリングの取り付け位置を確認します。

取り付け位置を誤るとanti-skatingが利きません!

フォノ基板のカバーを取り付けて、次にピッチVRの点検です。

ピッチVRへ接点クリーナーを吹きかけて、

VR基板を本体へ組み戻し、スタイラスイルミネーターは変更なしです。

各スイッチを点検し、

アームの固定軸を点検し、

ピッチVRの操作を点検します。

スタイラスイルミネーターはピッチVRのセンター表示のLEDとブルーで変更済みです。

ヘットシェルの接触部分を点検し、

制御系を点検し、

各操作を点検し、

流しテストで音出し確認し作業終了です。


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