2015年09月26日
RS-605U 修理 テクニックス 愛知県より ベルト、メーターランプ交換、他
今回のご依頼は、愛知県からです。



依頼内容は、早送りと巻き戻しは出来ますが、再生と録音が出来ない点とVUメーターのLchのランプが切れているとのことです。

先ず、通電を確認し、各操作の点検を進めてみますと、
再生と録音が出来ません、そしてランプはVUメーターLch側とカセットホルダー内部の一個も切れています。

早速外装を分解して行きましょう。



メカの動作の確認で、ピンチローラーが正常に圧着していない事が判明いたしました。

本体の底蓋を開いて、メカを取り外していきましょう。

メカベースを取り出すには、

赤印のワイヤーと


こちらの白印のワイヤー、


そして、この2本の半田付けを取り外して、

メカベースが取り出せました。


次に内部のクリーニングを進めます。

元々ホコリ等は、殆ど有りませんでした。

続いてメカの各部を点検し、

ピンチローラーのレバーが

メカの動作と伝動せず遊んだ状態になっております。

ピンチレバーを抜き取り、メカベース側を点検してみますと

レバーからスプリングが抜けています。

スプリングは、この状態で取り付けられております。

メカへの取り付け時には、この状態にしておきます。

そして、メカベースへピンチレバーを組み付けます。

続いて、メカの裏側からフライホイールカバーを取り外して、

フライホイールとベルトを抜き取り、

ホイールと


シャフトをクリーニングし、

シャフトへオイルを適量注油し、

メカの細部を点検して、

右側の交換用のベルトと

フライホイールを組み戻します。

次にメカの表側のホルダーを取り外して、

外部電源から直接

モーターへ電圧を加えて、

メカの各部を駆動させて、ピンチローラーや

アイドラーの表面をペーパーで軽く削って

走行系や

ヘットをクリーニングし、

続いて、カウンターベルト①を取り替えます。

下側が交換用のベルトです。

カウンターベルトを取り付けて、

カセットホルダーを組み付けて、

そして、メカベースを本体へ取り付けます。

先ず、本体側のワイヤーとRecスイッチのスプリングを養生し、

メカベースを組み込みます。

メカベースは斜めの取り付けで、正常な状態です。

続いて、Rec切り替えスイッチと

VR類へ接点クリーナーを吹きかけて、

カウンターベルト②を取り付けます。

右側が交換用です。

ベルトを確実に取り付けて、

次にテストテープを使用し、

測定器を接続し、

テープスピードを調整します。

続いて、トルクメーターで

再生と

早送り、

巻き戻しのトルクを点検します。

次にVUメーターのランプと


カセットホルダー内の白印の部分のランプを取り替えます。

ホルダー内のランプカバーを開いてランプを取り出して、

こちらはメーターの上側から抜き取れます。

代用品のランプを取り付けて、

メーター側と

ホルダー側が柔らかい感じです。


そして、外装を取り付けて、

各操作と

録音と再生等を点検し、

音出し確認し、作業終了です!

今回のRS-605Uは愛知県からのご依頼です。
お客様へ作業内容を確認してほしいため
返却前に仮掲載させていただきます。
発送前に疑問なことなど確認できればと思います。

依頼内容は、早送りと巻き戻しは出来ますが、再生と録音が出来ない点とVUメーターのLchのランプが切れているとのことです。
先ず、通電を確認し、各操作の点検を進めてみますと、
再生と録音が出来ません、そしてランプはVUメーターLch側とカセットホルダー内部の一個も切れています。
早速外装を分解して行きましょう。
メカの動作の確認で、ピンチローラーが正常に圧着していない事が判明いたしました。
本体の底蓋を開いて、メカを取り外していきましょう。
メカベースを取り出すには、
赤印のワイヤーと

こちらの白印のワイヤー、

そして、この2本の半田付けを取り外して、

メカベースが取り出せました。
次に内部のクリーニングを進めます。
元々ホコリ等は、殆ど有りませんでした。
続いてメカの各部を点検し、
ピンチローラーのレバーが
メカの動作と伝動せず遊んだ状態になっております。
ピンチレバーを抜き取り、メカベース側を点検してみますと
レバーからスプリングが抜けています。
スプリングは、この状態で取り付けられております。
メカへの取り付け時には、この状態にしておきます。
そして、メカベースへピンチレバーを組み付けます。
続いて、メカの裏側からフライホイールカバーを取り外して、
フライホイールとベルトを抜き取り、
ホイールと
シャフトをクリーニングし、
シャフトへオイルを適量注油し、
メカの細部を点検して、
右側の交換用のベルトと
フライホイールを組み戻します。
次にメカの表側のホルダーを取り外して、
外部電源から直接
モーターへ電圧を加えて、
メカの各部を駆動させて、ピンチローラーや
アイドラーの表面をペーパーで軽く削って
走行系や
ヘットをクリーニングし、
続いて、カウンターベルト①を取り替えます。
下側が交換用のベルトです。
カウンターベルトを取り付けて、
カセットホルダーを組み付けて、
そして、メカベースを本体へ取り付けます。
先ず、本体側のワイヤーとRecスイッチのスプリングを養生し、
メカベースを組み込みます。
メカベースは斜めの取り付けで、正常な状態です。
続いて、Rec切り替えスイッチと
VR類へ接点クリーナーを吹きかけて、
カウンターベルト②を取り付けます。
右側が交換用です。
ベルトを確実に取り付けて、
次にテストテープを使用し、
測定器を接続し、
テープスピードを調整します。
続いて、トルクメーターで
再生と
早送り、
巻き戻しのトルクを点検します。
次にVUメーターのランプと
カセットホルダー内の白印の部分のランプを取り替えます。

ホルダー内のランプカバーを開いてランプを取り出して、
こちらはメーターの上側から抜き取れます。
代用品のランプを取り付けて、
メーター側と
ホルダー側が柔らかい感じです。
そして、外装を取り付けて、
各操作と
録音と再生等を点検し、
音出し確認し、作業終了です!
今回のRS-605Uは愛知県からのご依頼です。
お客様へ作業内容を確認してほしいため
返却前に仮掲載させていただきます。
発送前に疑問なことなど確認できればと思います。
連絡先
店名:町田電化サービス
住所:901-2222 沖縄県宜野湾市喜友名1丁目30番34号
電話/FAX:098-893-3034
電話受付・問い合わせ時間:
【月、火、木~土】9:00~11:30
【 水 】9:00~11:30,15:00~18:00
業務内容:電化製品修理専門(各メーカー各種家電製品)
Technics(ターンテーブル修理)、BOSE(修理)
※サイドバーの「オーナーへメッセージ」からも問い合わせができます。
Posted by 町田電化サービス at 22:03│Comments(2)
この記事へのコメント
お尋ねします。
小生もこのテープデッキを所有していますが、再生音がこもっています。考えられる原因は何でしょうか。また修理は可能でしょうか。
ご回答、よろしくお願いします。
小生もこのテープデッキを所有していますが、再生音がこもっています。考えられる原因は何でしょうか。また修理は可能でしょうか。
ご回答、よろしくお願いします。
Posted by 千布康広 at 2020年03月07日 14:36
千布康広様
はじめまして、町田電化サービスの町田と申します。
当店のブログをご覧頂きありがとうございます。
この度は、数ある修理店の中より遠方の当店への修理の
お問い合わせを頂きありがとうございます。
テープデッキにつきまして、
ブログの画面の右上部の「修理のご依頼、お問い合わせ」の
メッセージを送るをお開きになり再信いただけませんでしょうか。
お手数をおかけいたします。
よろしくお願いします。
町田宗也 拝
はじめまして、町田電化サービスの町田と申します。
当店のブログをご覧頂きありがとうございます。
この度は、数ある修理店の中より遠方の当店への修理の
お問い合わせを頂きありがとうございます。
テープデッキにつきまして、
ブログの画面の右上部の「修理のご依頼、お問い合わせ」の
メッセージを送るをお開きになり再信いただけませんでしょうか。
お手数をおかけいたします。
よろしくお願いします。
町田宗也 拝
Posted by 町田電化サービス
at 2020年03月08日 07:54
