Nakamichi Deck1 修理 大阪府より リールモーター交換修理、
今回のご依頼は、Nakamichi Deck1 大阪府からです。
故障内容は、再生後に停止してしまうとのことです。
早速、電源の投入を確認し、
再生の操作を確認してみますと、停止してしまいます。
キャビネットを分解し
メカベースの点検で、再生後にリールモーターが止まってしまう症状が確認できました。
先ず、メカベースを抜き取り、
内部のクリーニングを進めます。
元々ホコリ等は殆どありませんでした。
これから、メカべベースの作業に移ります。
メカベースの背面と
側面のネジ類を抜き取り、モータープレートを取り外します。
側面のネジの頭が崩れており抜き取りが厳しいです。
抜き取り後にネジは交換いたします。
モータープレートを取り外しフライホイールとベルトを抜き取り、
リールモーターの交換に移ります。
先ず、カセットホルダー側の
リールカバーを取り外し、
リール台とアイドラーを取り外し
リールモーターを抜き取り、
既存のアイドラーアームの高さを測定し、
白印の交換用のモーターを準備し取り替えます。
リールモーターを組み戻し、
白印の交換用のベルトを準備し、
リール台を組み戻します。
次に、フライホイールのシャフトと
ホイールをクリーニングし
シャフトへ精密用のオイルを注油し
交換用の白印のベルトを準備し取り付けます。
モータープレートと基板を取り付けて、
続いて、メカのモードスイッチを取り外し、
接点を#800位のペーパーでクリーニングします。
スイッチを組み戻し、
ワイヤールを整えます。
本体側の基板やケーブル類を点検し、
メカベースを組み戻し、
電源の投入を確認し、
再生等の操作を点検し、
ヘット周辺と
走行系をクリーニングします。
テストテープを準備し
測定器を接続し、
テープスピードを点検し、
モーターの背面の調整部分で
基準値へ合わせていきます。
次に、トルクメーターを準備し、
再生や
早送り、
巻き戻しのトルクを点検します。
Rec等の操作を点検し、
キャビネットを組み戻し、各操作を点検し、
流しテストで音出し確認し作業終了です。
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