Thechnics SL-10 修理 沖縄県より アームベース分解修理、各部点検調整、
今回のご依頼は、Thechnics SL-10 沖縄県からです。
故障内容は、レコードの再生でアームが進まないとのことです。
早速、電源の投入を確認し、
制御系の点検を進めて、
各操作の点検を進めてみますと、
リニアトラックアームの動作が出来ません。
先ず、ドアの固定用のポールを解除し
カートリッジを取り外し、
ターンテーブルの中央の45アダプターやホルダー等を分解し、
ターンテーブルの中央へ2mmのボルトを取り付けて、
ターンテーブルを抜き取ります。
そして、キャビネットと
センサー基板のカバーを取り外し、
内部のクリーニングを進めます。
画像では、判りにくいですがスッキリしました。
リニアトラックアームの動作の不具合の原因を解析し
分解作業に移ります。
赤印のアームの駆動ワイヤーのニップルを取り外し、
アームベースを取り外します。
そして、シャフトと
ホルダー部分のクリーニングを進め
精密用のグリスを塗って、
本体へ組み戻し
ニップルを組み付けて、
緩み防止のペイントを塗って、ニップルを固定します。
続いて、基板のセンサー類の点検を進めて
モーター等を取り出して、
モーターシャフトへ精密用のオイルを注油し、
外部電源を活用し、
モーターへ直接電圧を加えて、注油したオイルが馴染まさせます。
モーターを組み戻し、
プーリー類をクリーニングし
ベルトとポールを組み付けて、
そして、半田付けの怪しい部分を付け直します。
尚、カバーの取付時には、赤印のスイッチに気を付けましょう。
壊れやすいですヨ、
続いて、メイン基板の点検に移ります。
基板を開いて、
半田付けの怪しい部分を付け直します。
続いて、モーターシャフトを抜き取り、分解し
シャフトのクリーニングを進めて、
精密用のオイルを塗り付けます。
次に、MM/MCの切り替えスイッチへ接点クリーナーを吹きかけます。
基板を組み戻し、
キャビネットとターンテーブルを組み付けて、
電源の投入を確認し、
テスト盤を載せて、制御系の点検を進めて、
再生の点検を進めて、
リニアトラックアームの動作を確認し
各操作を点検し、
流しテストで音出し確認し作業終了です。
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