2014年02月11日

テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理

今回の依頼は2013年11月21日に掲載しました「Technics ターンテーブル」と
2013年11月06日に掲載しました「Technics テクニックス アンプ SU-7700」を依頼して頂きました、
東京都のA様からの2機目のターンテーブルです。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理

テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理

テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理

テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
故障内容は、音声の途切れです。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
各操作を点検し、
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
音出し確認の結果、音声に途切れが生じます。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
診断の結果、1機目と同様、アームとヘットシェルの接触不良です。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
先ずエアーでクリーニングからです。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
制御回路を点検し
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
フォノコードカバーを開いて
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それからアームを取り替えていきます。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
アームを慎重に取り外し
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上の方が交換用のMK6用アームです。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理

テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
アームを取り付ける部分は図のような構造をしています。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
※Aはアームベースの上側、Bは下側です。
アームケーブルは赤い線で示すように通すのですが、ケーブルが柔らかいため、直接通すのは至難の技です・・・。
そこで、事前に固めのワイヤを通していきます。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
通したワイヤの端にアームケーブルを半田で仮付けします。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
底面から通したワイヤを慎重に引っ張り、
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
アームケーブルを引き込み、アームを取り付けていきます。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
その時赤印内のL字形状のスプリングとシャフト位置を注意します。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
取り付け位置を誤るとanti-skatingが利きません!
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
仮付けしたアームケーブルを整えて
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
フォノコード基盤を元に戻し、アームケーブルを半田付けします。
これで、アームの取り付けは完了です!
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
次に、ピッチVRの点検クリーニングです。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理

テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
VR基板を元に戻して、
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
続いて各部の点検、確認をしていきます。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
お客様の要望でスタイラスイルミネーターはそのままです。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理

テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理

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テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
とても綺麗な1台です。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理
音出し確認し、作業終了です。
テクニックス Technics SL-1200MK3 東京都より トーンアーム交換修理

今回の依頼は東京都からのです。
お客様へ作業内容を確認してほしい為
返却前に仮掲載させていただきます。
発送前に疑問なことなど確認できればと思います。




連絡先
店名:町田電化サービス
住所:901-2222 沖縄県宜野湾市喜友名1丁目30番34号
電話/FAX:098-893-3034
電話受付・問い合わせ時間:
【月、火、木~土】9:00~11:30
【 水 】9:00~11:30,15:00~18:00
業務内容:電化製品修理専門(各メーカー各種家電製品)
Technics(ターンテーブル修理)、BOSE(修理)
※サイドバーの「オーナーへメッセージ」からも問い合わせができます。
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この記事へのコメント
この度は、ターンテーブル2台の修理ありがとうございました。
出張中だった為、昨夜、開梱しまして(→今回も、とても丁寧に梱包して配送して下さり、町田さんの機器への愛情が感じられました。)、早速、2台、ミキサーにつなげてレコードを鳴らしてみました。(連絡が大変遅くなり申し訳ございませんでした…。)
もちろんですが、2台共、キレイに音楽を鳴らしてくれております!町田さんのおかげで、以前の様に元通りになって感激しております!
それから、照明を落とした空間では、新品に交換して頂いたアームが “つや消しタイプ” なので、光を反射せず回転してるレコードが今まで以上にいい雰囲気です。
全国の“テクニクス・ファン”の皆様に、是非、こちらのブログを知って欲しくて、コメント欄からお礼をさせて頂きます。

昨年の春頃から、2台共、左側がガサガサ鳴り出しまして、仕舞いには左から全く音が出なくなってしまいました。
そこで、メーカーに修理を依頼したところ「1990年製の為、部品の生産を中止しており、修理不能です…。」と返却されてしまいました。
その時のショックと言ったら…。「このまま粗大ゴミ行き…?」 「か、ジャンク扱いでオークション出品…?」 「…という事は、あれから四半世紀も経ったんだ…。」
当時はLPからCDに移り変わって来た頃でしたが、レゲエ好きの自分にとっては、CDでのレゲエは考えられず、バイト&バイトでやっと手に入れた高嶺の花が今回お願いした SL-1200 2台です。
故障する前までは、ダンスホール・レゲエの7inchシングル=45回転をノンストップで流すのが楽しみだったのですが、故障後は、電源を入れる事も無く、ターンテーブルとミキサーのセットが、ただ眺めるだけのインテリアの一部と化しておりました。

そんな折、町田さんのこちらのブログを偶然に見つけ、「問い合わせページ」の写真の “Technics” の看板を見つけて、「絶対にここだ!」と思い、可愛い二人の子供達を思う親心の一心でご連絡させて頂いた次第です。
今、ここにある SL-1200 は、これからもまだまだ現役で安定してプレイし続けてくれると思います。本当にありがとうございました。こころより感謝申し上げます。
ターンテーブル自体がメーカーで生産終了となった今では、自分の中では “文化遺産” の “Technics SL-1200” です。(そう思われてる方は、きっと全国に沢山いらっしゃると思いますが…。)
これからまた四半世紀以上、今回お世話になった SL-1200 で、今まで集めたアナログ・レコードを大切に聴き続けていけたら…と思っております。
町田さん、これからも沢山の “Technics SL-1200” を蘇らせて下さいね!
この度の修理期間を通して大変お世話になりました。
それではこの辺で失礼いたします。(長文、どうぞお許し下さい…。)

東京 下北沢 / The Anzais

追伸:
今、ローリング・ストーンズのLPを10年以上ぶりに引っ張り出して来て、大音量で鳴らしてます。1990年製造の “Technics SL-1200” で…。
やっぱりアナログはいいですね…。紙のジャケットもいいです。当然ですが、同じストーンズでも、iPodで聞くのとは全然違います。
1990年といえばストーンズが初来日した年でした。(何か不思議な気持ちです…。)あの初日のライブの感動を思い出します。
そして…、来週、約四半世紀ぶりにストーンズに会いに東京ドームへ行って来ます!
当日まで、町田さんに修理して頂いた SL-1200 で、ストーンズ回しまくって準備しておきます。(笑)
本当にありがとうございました!
Posted by The Anzais at 2014年02月28日 08:27
A様

お世話になっております。
連絡頂きありがとうございます。
ターンテーブルが無事到着し、安心しました。
又、動作確認の件知らせて頂き、ありがとうございます。
それから代用品のMK6用のアームの方を気に入って頂き良かったです。
メーカーでの部品の供給が終了(修理不能)になっていても、意外と何とかなります。
(代用品とか、社外品での対応が可能な部品など)
このSL-1200シリーズの様な高価で貴重な思い出深い機器を簡単に諦めるのは辛いです。(出来ません)
時代はどんどん進化し音響機器もアナログからCD、そして今はiPodなど本当に便利で確実な音を再生出来ます。
現在は家電製品も使い捨ての時代で、音響機器もその一つの様な感じ・・・悲しいですが、仕方のない現実です。
しかしレコードでしか味わう事が出来ない音楽が有るのも真実です!心地のいい音を何時までも楽しめる様に
これからもターンテーブルをはじめオーディオ機器などの修理で少しでもお役にたてるよう頑張っていきます。

ローリングストーンズのライブは楽しみですネー。グループの結成は1962年ですから、私の生まれるちょっと前です。
ミック・ジャガーは70代です、私も彼に負けないように努力していきます。

この度は、数ある修理店の中より遠方の当店への修理を
ご依頼くださいありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願いします。

町田
Posted by 町田電化サービス町田電化サービス at 2014年02月28日 16:53
 
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